終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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さようなら。
たくさんキスしてキスされて
だけど粘膜が触れ合う事はない その小さな火を私の唇に灯して欲しい 苦いだけの煙じゃなくて バニラの色を飲み込みたい この味があなたのキスの味だろうか 恋をする度に繰り返す言葉 ヤケクソ気味に吸い込んでは はしたなく縋りたくなる衝動を堪える 私の親愛なるお友達 温い未来で幸せになってね あなたの優しい体温は ついに激しく燃え上がる事はなかった 決して重ならない温度のままで さよならを済ませましょう 初めて会った日の事も 私の名前も 全部覚えていてくれたのね それだけでもう満足よ ずっと夢だけを見ていられた だけれど やっぱり あなたにだけは さよならの言葉が出て来なかった 決まり文句すら喉の奥に引っかかって ただただ抱き締めてキスを繰り返す 永遠なんかないって知ってる だから もう 煙草も吸い終わったなら バスが来る前に手を振るわ さようなら PR
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明日など考えられない恋だから。
私が目を閉じている間に、お婆さんが彼を浚っていった。
名前を呼ぶ事は難しくないのに、名前を呼ばれるのは難しい。 たった一言の短い返事しか、自分に許していないから。 次の言葉まで引き出そうと甘えた目をしてしまわないように。 触れるのも全てあなたから。 隣にある気配はいつも私の心を震えさせる。 世界であなただけが熱を持っているよう。 優しい距離は対角線上。 親しい距離は残酷な距離。 目の前からいなくなって。 あなたの隣に立っているその人と、手を繋いだままどこかへ行って。 子供じみた愛情表現が私を幻滅させる。 もっともっと愚かに溺れて、無邪気に未来を要求して欲しい。 真っ白な花の中で笑えるのなら、どうぞそのまま帰って来ないで。 私は永遠に女の子なの。 あなたにとって、私は最初から一緒だった女の子。 女じゃない、ただの女の子なのよ。 だから腕を回して笑ってくれても良いでしょう。 最後の最後だけ、私からあなたに触れさせて。 モノクロの写真より鮮やかな色を、燻る心に焼き付けて私は殺す。 手を取り合って踊るなんて、幼い夢など見たことない。 |
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無意味。
誕生日でセックスしても、何の意味もない。
何年も前から必死に駆けずり回って頼み込んで、結局こんな歳にまでなってしまった。 周りも私も、変わってない。 いい加減、諦めれば良いのに。 どんなに着飾っても見て貰えない。 最後に知らない感触を思い浮かべたって、何の慰めにもならない。 真っ暗な部屋でじっと遠くを見つめて、朝日を無視して自分の手を添える。 焦るだけで動けない。 私を受け止めてくれるひと。 出逢えてよかった。 離したくない。 大好き、愛してる。 憧れみたいな恋が火柱をあげて、私の意識をここからはね飛ばす。 痛くても愛がなくても良いから、無理にでも抱いてくれと。 真っ白な中に飛び込みたい。 深く愛してくれたから、ずっと好き。 何も知らないから、ずっと好き。 私は一人で突っ立ってるのに、気持ちがばらばら。 無意味な事を繰り返す。 中途半端な歌を垂れ流しながら。 叶わないから泣かないで。 知ってるでしょ? いつも思い知るの。 やっぱりアナタが好きだって。 無意味だって。 |
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恋。
辛い恋はしたくない。
苦しい恋はしたくない。 痛い恋はしたくない。 寂しい恋はしたくない。 我慢する恋はしたくない。 悲しい恋はしたくない。 なのに、 貴方の事なんにも知らないから 好きだよ。 |
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トドメ。
諦めたと思ってた
諦めたと信じてた 諦めたつもりだった? どうせ叶わないんだから こんな想いなんか消えてしまえばいいのに はっきりしたケジメがないから いつまでもだらだらと引き摺って みっともなく悩んでる ふとした瞬間に溢れ出して 足掻いてさ迷って はやくトドメをさしてよ。 |
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