終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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雨の形。
移る空模様の下で
独り立って前を向く 裸の足に打ち寄せる白波 傷口は綺麗な空気に晒される 胸元から立ち昇るのは 芳しい痛み達 硝子の燦めきが反射して 星々は歌うように 振り返る事は怖いから 隣でアナタに微笑んでいて欲しい 立ち止まる事は許されない お前ら皆に見せ付けなければ 風に揺れる花は散らないと思う? 見えるものだけが全てなら ほら、見たいものを見せてあげる 天国の透ける空の色 刷いたような雲の白 見上げる事を忘れていたから 命の季節が逝ってしまう 吐き出した醜いもの達 欲張りで無様な女の体は 世界に赦されたようにそこにある 綺麗なままで愛されたい 綺麗なふりして笑いたい 足跡のない雪の上 光だけが描けるレース模様 妖精がつま先で舞う姿 私はそんなものにはなれないのだわ 小さな舞台の上で 強い眼差しで踊る演者 夜になって気付いてしまった 背負っていると思っていたのは 馬鹿な女の子だけだった 積み上げたものが崩れていって 笛の音が重なる夜空 天の川から降る雨は透き通り さそりの火は消えてしまいそう 睫毛に宿る綺羅星 手を伸ばす事も許されず 顔を上げて風を受け それは終わらない旅路 ただ還る日を待つ PR
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