終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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待ち人来たらず。
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目の前に私が現れたら
私は小さなナイフを握って その胸に大きく突き立てるだろう 切り裂いた私の胸からは 何が溢れ出るだろう 傲慢な傷跡や自意識過剰の涙 無差別に詰め込んだ花びら 絹糸の縁取りも艶やかなドレス 奥に仕舞い込んだ写真 壊して打ち捨てた幼い私 切り裂かれた部分から 硝子屑のようにバラバラになって 空へ溶けていく有様を見れば 私はその末路を羨ましいと思うだろう 人魚のように天へと昇る その姿に手を伸ばすだろう 終わりがあれば抱き締めていたい 拾い上げてこの胸に 終末をまるで宝物のように ナイフはどこに仕舞ってあるのだろう 私はきっと胸を差し出して 終わりをもたらしてくれるアナタに恋をする PR
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桜の国。
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記憶はいつも鮮やかに
痛く烈しく巡って来る 目を逸らしてしまいたい それでも涙すら流さなかった あの緑の眼差しを思い出す 自己満足な祈りを繰り返した後は また生きていこうと目を開ける 守られた未来を生きる事 新しい未来を守る事 優しさだけを繋いでいきたいと 痛みの中で確かに願った事 忘れたい事 忘れられない事 忘れてはいけない事 ずっと継いできてくれてありがとう |
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宝石。
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サファイアを噛み砕いたような吐息が
空を夜に変えてしまう 刷いたような真珠色の雲 優しさと冷ややかさを際立たせる ルビーの心臓を覆い隠して 天蓋はダイアモンドの海 黄昏色のオパールも逃げて行く 寂しいとだけ呟いて 後は何も教えてあげない 全てを知りながら拒絶して 私の言葉であなたが傷付けば良い 怖い夜だけ抱き締めて キスして、と囁かせて欲しい 宵の下では手を繋ぎましょう 裸の足でも歩けるように 溢れ出す歌が止まらないから 無機質な電灯の下で切り刻む 私の中身は温かくなどない 死にたいも生きたいも言えずに 刺繍糸の艶めきは鮮やかさを増す 波の音は脳髄の中だけ 宝石達がごろごろ ごろごろ 珊瑚の死体のように打ち寄せられる かつて空にあったものだと 魔女が教えてくれました 星の呼吸に誘われて 飛び降りれたら痛いだろう 夜の横たわる街に落ちて それはなんてザマだろう 瞳を瞬きで満たせたら 私は瞼を下ろせない |
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麻薬。
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白く浮かび上がる私の痛みは
いつになれば私を赦すのだろう 散ったばかりの花弁はまだ瑞々しく 食んで落としても香り立つように ありったけ毟ってぶち撒けて 埋もれてしまえば隠せるだろうか 残された裸の萼の心許なさよ 冷たい水晶にてのひらを 温もりを分け与え半身となるように 抱き締め返す腕も愛を囁く唇も 瞼を下ろした時だけでいい 乱れのない長い黒髪の一房が 涙のかわりに頬に落ちる それは夜空より美しいのだろうか 壊れてしまいそうな魂が 耳を塞いで閨の底に沈み込む 足の裏に触れる感触は 微睡みとけて空気に散っていく 天のおもてを綺麗な言葉だけで飾れたら 豪奢な刺繍のなされた山の裾野 囁くような星々の呼吸と 静かに気高くある薔薇の色 青い花の毒に犯されたい 天使が運ぶものが欲しいの 胸元に流れる鎖の細さ 堕ちていく先にアナタはいてくれる? どうしても触れ合いたいと だけど心をほどくことは怖いの |
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縊死。
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神様なんて存在は
とっくの昔から信じていないのに 事ある毎に「神様」と 縋るように呟く事は止められない 神様、 助けて下さい 導いて下さい 報いを下さい 救いを下さい どうか 全責任を被って下さい 宿り木の下に落とした夢を拾い上げ 桃の香りの記憶を消して 銀色の風が舞う小夜の闇に 熱に浮かされた身体だけを持て余す 切れた唇の隙間から 溢れる歌の力のなさよ かじかむ手で掴めるものは とても少ないと知った冬 神様、私を愛しているなら 温かな腕で抱き締めて そして どうか 優しく微笑んだまま 私の魂を縊り殺して |
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