終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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烏の濡れ羽。
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もう目を閉じてしまいたい
未来の舞い降りるこんな夜には 硝子越しに差し込む光に 浮かび上がる翼は闇の色をしている その羽を濡らしたのは誰の涙だっただろう 寂しかった 痛かった 辛かった 溢れて止まらなかったのは 愛しい感情だけではなかった それは決して悪魔ではなく 地獄からの使いでもない 巻き起こす風は全て私自身を映し出す フィルムに焼き付けられた閃光は その明るさで段々と脳を犯していく 真っ白に塗り替えられた空洞が 虚しいと気付く前に補ってしまおう 細い糸で繋いで絡めて 継ぎ接ぎだらけの重いドレス 願いと命の数だけ膨らんだ 色とりどりの間抜けなフリル 怖い場所で踊り続ける 手を伸ばしても もう 届かない事は知っている 触れられた場所から私でなくなっていく この感覚を溶かしてくれるのは あの空を贈ってくれるアナタだけ 千切れた雲の色が変わる頃に 潮騒の向こうへ連れていってね 瞳にもどかしい熱を宿すのを 太陽が死んだ後だけ許してあげる 三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい PR
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やぶれかぶれ。
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あなたが吐き出し続ける優しい嘘が
私を甘く変えていく 私が吐き出し続ける卑劣な嘘が 思い出の中を荊棘で埋めていく 翼はついに得られなかったか 雨音の日は永遠に来ない それでもどしゃ降りの中に立って 沁みる目を開けていられるのは 届く歌があるからだと 彼女に伝える術はあるだろうか もうそろそろ飛ぶ時間かな 異国の言葉で溢れた脳髄 違う色に見えた空 懐かしい色合いの街に 天使の宿る彫刻が息づく それらが全てまやかしでないと どうして記しておけるだろう 答えは分からないものばかりだけれど 優しい嘘で覆ってね 卑劣な嘘で飾ってあげる 透明な空気を泳ぐ光で 愛のままに逃げ延びて |
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不完全。
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痛かった。
この痛みがないと生きていけないのに、 神経が痙攣してしまうくらい。 滲む色の汚らわしさでも誤魔化せない、 響くような痛みが私を生かす。 生きる事は痛いのだと そう訴えているようで 皮膚に引っ掛かる刃先に映る、 涙にも似た透明な輝き。 美しいと思った事などない。 ザラザラとした感触だけが私のもの。 どくどくと脈打つ、 命だけは断つ事が出来ない。 塗り潰されそうな心でさえ、 求める未来がある。 きっとそれが答えなのだろうと 思いたくないと言っても赦されるだろうか そろそろ死のうと思います。 さようならの準備も出来ないまま。 飛ぶ事を想像しては眠ります。 毎日嘘で生き長らえているよう。 それでもまだ、 この目に映るものがあるから。 世界は痛く美しく |
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更紗のような。
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恋する気持ちを宿した胸は
可愛らしく膨らんで 上気した頬のあどけなさは 睫毛に光を散らせる だけど ふと気付けばもう 少女の瞳は情欲に濡れて 紅い唇は淫らに綻ぶ 開かれる身体の震えのワケは 羞恥のその先を知ったから それでもその想いは純粋なまま 柔らかい痺れに似た衝動 色付いた肌に触れる指先から 優しい愛が零れ出すように 肢体は更紗に包まれて 美しいとさえ思う 愛と生命を繋ぐ行為が 神聖なものになる瞬間だけ 切り取って世界に残せたら 薔薇の香りを散りばめたベッドで 素直に泣く事が出来るだろうか |
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遺伝子。
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血の繋がりからは逃げられないというのなら
どちらかの死でもってしか離れられないというのなら 私は誰を殺すべきだろうか 痛みを与える事も許されず 全てを否定されながら それでも美しく清くあれと 首吊りロープは取り上げられる 追い付きたいものなどないのに 急いで走れと鞭を振り上げるから 剥き出しの背に毎日は積み重ねられていく いっそ狂ってくれと 誰が願うべきだろうか もう殺してしまおう あなたが邪魔だと言ったもの全て 言われた通リ お気に召すまま 目を背ける事は許さない 私を殺す自分の腕を その下世話な目で見届けろ |
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