終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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明日など考えられない恋だから。
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私が目を閉じている間に、お婆さんが彼を浚っていった。
名前を呼ぶ事は難しくないのに、名前を呼ばれるのは難しい。 たった一言の短い返事しか、自分に許していないから。 次の言葉まで引き出そうと甘えた目をしてしまわないように。 触れるのも全てあなたから。 隣にある気配はいつも私の心を震えさせる。 世界であなただけが熱を持っているよう。 優しい距離は対角線上。 親しい距離は残酷な距離。 目の前からいなくなって。 あなたの隣に立っているその人と、手を繋いだままどこかへ行って。 子供じみた愛情表現が私を幻滅させる。 もっともっと愚かに溺れて、無邪気に未来を要求して欲しい。 真っ白な花の中で笑えるのなら、どうぞそのまま帰って来ないで。 私は永遠に女の子なの。 あなたにとって、私は最初から一緒だった女の子。 女じゃない、ただの女の子なのよ。 だから腕を回して笑ってくれても良いでしょう。 最後の最後だけ、私からあなたに触れさせて。 モノクロの写真より鮮やかな色を、燻る心に焼き付けて私は殺す。 手を取り合って踊るなんて、幼い夢など見たことない。 PR
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Lovely Doll
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なんて可愛いお人形。
貴方の手を決して拒まない。 林檎の頬で優しく微笑む。 なんでも貴方のお望み通り。 欲しい言葉を掛けてあげる。 身体を開くのも思いのままよ。 なんて醜悪なお人形。 私の手は決して届かない。 白い胸の奥でそっと溜め息。 望んでくれた貴方へ靡く。 欲しい温もりは誰かのもの。 心を閉じるのには慣れてるの。 それでも愛さずにはいられない。 ガラスの瞳にこっそり映す。 お人形だろうが何だろうが。 感情は確かにここにあって。 やっぱり私は生きているのよ。 やりたい事をやらせてあげる。 やって欲しい事をしてあげる。 言って欲しい事を言ってあげる。 笑って泣いて嫉妬して拗ねてあげる。 どんな恋人が欲しいの? 全部組み合わせて出来上がり。 貴方の生きたカスタムドール。 それじゃあそろそろ私の番ね。 だけど、私はどうしたいの? |
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振り返る人はどこにもいない。
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あの人達もこの街並みを歩いたのだろうか。
胸の中の彼らに声を掛けたくなる。 だけれど、振り返る人はどこにもいない。 淡い色合いに懐かしい風景と、見た事もない夏の木漏れ日。 優しい温度は二人の隣にだけ存在する。 どうしたって、貴方達は温かいから。 だから どうか ずっと微睡みの中で 笑い合っていて 冷たいガラスを隔てた世界はとても近いのに触れられない。 指先を合わせ視線を交わし、それでもすぐおやすみの時間が来る。 声が届けば心も通わせられるだろうか。 愚かなこの手が、まだ君を引き留めてしまうんだ。 ごめんね。 せめてここが貴方にとって、明るい場所でありますように。 だから どうか ずっと微睡みの中で さよならだけは言わないで 想うだけなら許してね。 この心はきっと不純物で、彼らが振り返る事は決してないのだけれど。 だからこそ一緒に生きていける。 その姿を虹色の日差しの中に写す事が出来る。 夜の帷の中で、みんなが幸せな夢を見る。 重ねられた手は何度も未来を繰り返す。 そうして私はここに立って、切ない気持ちで貴方達のいない街を歩く。 だから どうか ずっと微睡みの中で 振り返らないでいて 貴方はここで生きていて |
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嘘の世界。
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嘘の世界へ連れてって
呼吸するように罪を吐く私を 虚構の箱庭へと手を引いて 海の中の回廊 恋焦がれた隙間へ滑り込む その扉はまだ開かない だって 私は生きているから 神の矢はまだ私を貫かない 輪廻の絡繰りが私を刻む 嘘の許されない世界から 作り物の花園へ閉じ込めて そこでは誰も嘘をつかない 信じられる世界でしょう? 嘘の世界では 誰もが真実しか持ちえない それが与えられた真実なのだとしても 機械のように疑わないで 嘘をかき集めて作られた世界の中には 純粋培養の真実しか存在しない 生き延びる為に嘘をつく だから真実ばかりが溢れる嘘の世界へ 利己的な優しさで突き落として そしたら私は 最後に真実を吐き出して やっと死ねるの |
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Lollipop.
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誰でも私の胸で泣いて良いよ。
だけど、 私は誰の胸で泣けば良いの。 誰の手を握れば良いの。 誰の背中に縋れば良いの。 誰の腕に抱かれれば良いの。 死ぬ時は一人だけれど 私はまだ生きているから。 優しさの染み込んだベッドに寝かせて 甘い言葉を頂戴 柔らかい温もりで捻じ伏せて 瞼の奥まで全部奪って 夜を越えられると 明日を抱き締められると そう、信じさせて |
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