終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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生存方法。
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薬と痛みで逃げ延びる。
夢の間に隠れ潜む。 少女は歌う。 風の柔らかさ。 陽の温もり。 空の高さ。 雨のきらめき。 花の香り。 緑の鮮やかさ。 川のせせらぎ。 髪の匂い。 色と音に溢れた世界に 響くようにと歌いあげる。 だけどね、太陽が言うんだ。 優しい笑顔の宣戦布告。 「君は世界が嫌いだろう」 夜に浮かぶ女神は何も言わない。 私に教えてくれるのは、鮮烈な痛みと腫れ上がった腕だけ。 「それでもこの世界を愛しているんだろう」 「この世界で生きていきたいんだろう」 だって、ここ以外に世界はなくて、 ここ以上に素敵な場所なんてないものね。 PR
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美しい夜。
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昼は痛いと思ってたし、夜は怖いと思ってた。
つまりは、世界なんか大嫌いだった。 だけど、柔らかい日射しを知ってるし、透き通った夜風も知ってる。 花の鮮やかさや紙の匂い、温かい手のひらや眼差しの強さも知ってる。 世界は愛しいという事を、私は知ってる。 街では空が狭く、星が見えないってよく言われる。 その通りかもしれないけど、それが悪い事だとは思わない。 満天の星空は綺麗だけれど、果てしなさ過ぎて、寂しい。 世界に自分しかいないような気分で、絶対に届かないのだと絶望する。 夜の街で上を見上げてみれば良い。 ビルに囲まれた空にも、星は見える。 途方もない宇宙に一人ぼっちで浮かんでる気分には、絶対ならない。 帰る家があって、行きたい所があって、会いたい人と、愛するあなたと、そして自分が確かにここに立って存在している事。 境界線の引かれた世界で、輪郭に縛られているという事。 それは不自由なんじゃなくて、自分が生きているという事。 外に出てみなよ。 透明な風が誘う。 好きな歌が溢れて止まらない。 こんな、美しい夜だよ。 |
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一方通行。
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私を好きだと言う人がいる。
作ろうと思えば、いつでも彼氏なんか作れる。 セックスする相手にも困らない。 お金をくれる人も沢山。 だけど、恋愛や性に絡んだ想いは、いつだって私の心をすり抜けていく。 どれだけの人から、どれだけの欲を注がれても、私が満たされる事はない。 じゃあ、私がしたい事は? 私の欲は何? どれが欲しいの。 誰が欲しいの。 嗚呼、これが、 寂しいっていうことか。 手を伸ばした先に何もないわけじゃない。 ただ、何を掴みたいか判らないんだ。 この腕は今はまだ、己を抱き締めるだけ。 与えられたもの全てを愛する事も出来ずに、そのくせ贅沢で強欲で、いつも欲しがってねだってばかり。 愛したい。 世界を、誰かを、過去を、明日を、自分を。 傷だらけの腫れ上がった腕で、優しく抱き締めたい。 |
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貪欲。
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私だけを愛して欲しいと
ずっと叫んできた 私を見て 私を愛して 私を欲しがって そう、ねだってきた 愛される為に 自分を傷付け 他人を傷付け 本当の己が分からなくなるくらい 演じ続けてきた でも それでもいつもどこか虚しかったのは 寂しかったのは 愛して欲しい 私だけを 私でなければ駄目なんだと 私だからこそ 私だけを愛していると そう、言って欲しかった 馬鹿みたいね 私は誰でも良いくせに でも、 本当にそう思ってる? あなただからこそ、あなたじゃなきゃ駄目なんだと そんな風に言える人を 今でも探してるんじゃないの? 必要最低限の大事なものだけをかき集めて 落とさないように抱えて それでこの腕はもう一杯なのに まだ欲しいのね まだ生きたいのね |
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止。
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何か動いてる?
心臓の音が聞こえない。 身体のあちこちが固まったまま。 心だけ流れ落ちて、 さらさらと巡る感覚。 胸に手をあててみても 鼓動はもうない。 頭が痛い。 お腹が痛い。 中身は私に捧げられた 重い重い祈りばかりだ。 |
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