終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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メタモルフォーゼ。
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身体を脱ぎ捨てて飛んでいきたい
蛹のような静けさを保つ 冷えた緑の森を駆け抜けた先で 君は潮騒を聞いたか 柔らかく押し返す醜悪な塊 優しさだけが取り柄のようで それすら作り物だと気付けない 醜さだけが私なのだと もう世界中が知ってる筈 汚い笑顔で今日も裏切る 頭の悪いご主人様 切り取った肉が売れるならば 私はまた仮面を取り上げる ごうごうと鳴っている あれは何の音だろう 腐って崩れてそれでも生きて 心臓の鼓動を聞いている PR
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サングリア。
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見上げた隙間の空
夜の街に星々の偽物 墜ちて煌めけ真っ白な色 暗闇に覆い被され なぞる指先はいつも後から さっさと撃って穴だらけ 林檎の沈んだワインの色 舌の上に流れる果実 愛情ばかりが注がれて スプーンで根こそぎ私のモノ 濡れた肉の温かなむろ 抉る指先が星座を刻む 流れていく天の川 夢想しながら足を進める やっと血液が巡り出す ビルの四角い窓たちが ころころ底に沈んでいるよ ワイン色の夜の街に フルーツの窓が重なり合う すり潰された林檎の肉 どうか綺麗だと言っておくれ ぶちまけられた夜の下 覚束ない足どりで きっとアナタに会いに行くよ 血潮を体中に走らせる為 飲み干したのはワインの香り 飲み込んだのは愛の溢れる爪の先 息遣いすら綺麗だよ 恋の沈んだワインの色も 色付く肌の熱さには叶わない |
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怠惰な愚者。
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罪を重ね嘘を重ね
朝焼けの空に憂鬱を重ね 暁燃える八雲の彼方 溜め息ひとつ零して終わる 目を閉じて冷たい君を待つ 手を重ね吐息を重ね 混ざり合う境界線 夜露が結ばれる前に 帷を掻き分けて進む真珠 瞼をおろして月も無視する 有象無象の輩達 逃げて隠れて落とした覚悟 くるくる回って無様な踊り子 お辞儀の仕方は習っていません 口笛吹いて蛇を呼んで 膝を折るのは得意だろう 寝た振りした頬に口付け落とされ たったひとつの記憶に惑い 全て許してしまいそうになる 過ち重ね裏切り重ね 涙の跡を優しくなぞる様に 触れてしまいそうになる 抱き締めていて 何も考えなくて済むように 大きな愛で全部流して 愚かな女の恋心も未来も 断ち切るようにその手の中へ 夕焼け小焼けでまた明日 残念ながら生き永らえて そしてアナタに会いに行く |
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100万回生きて。
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今ならあの絵本で泣ける気がするよ
頭の中で沢山ぐるぐる 考えて思い知ってまた考えて 自分が何か特別になったような そんな愚かな物腰で やっと、君に逢えた 笑い、泣き、苦しみもがいて ずっと歩いてきた先で 遅ればせながら出逢ったこころ 嗚呼、花の咲く地獄だよ 100万回生きてきて やっと君に出逢えたんだ 泣いて泣いて愛を知って 愛される事も知ったので その尊さに押し潰されて 嗚呼、地獄が咲き乱れてるよ 泣いて泣いてまた笑って 手を繋いでまた愛そう サァ、とくと御覧じろ 御伽話も真っ青の 幼い愛が悲劇を演じる 寄ってらっしゃい見てらっしゃい 飴玉は甘いかえ? 舞台の上では二人は恋人 世界でたった二人ぼっちなのサ ほら、二人が出逢うシーンだ これから先は百花繚乱 めくるめく地獄に錦の空気 また手を繋いでまた笑って そうして100万回生きていくの 泣き疲れたら眠るとしよう 君に出逢えたこの世だから もう目覚めなくてもいい |
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制限時間。
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あの頃私がもっと早く相手を愛していたなら、終わり迄の時間は少しは延びていただろうか。
なんて、そんな訳ないのだけれど。 アナタとずっと一緒にいたいと思う。 それでも愛があればどんな障害も越えられるなんて、そんな風には傲れないから。 今の内に、伝えたいだけ、伝えられるだけ、溢れるままに愛をアナタに。 禍の手が振り下ろされる前に。 精一杯アナタを愛そう。 優しさも温もりも全部集めて包んで、アナタを抱き締めていたい。 どうか私がそばにいる事がアナタの幸いとなりますように。 胸を裂いて死ぬその時まで そこにはアナタへの想いがある |
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