終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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You in the Blue.
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忘れられない色がある
透き通ったグラス 写真に写る上着 耳に飾られたピアス 綴られた文字 記憶の中のガジェット ドレスの裾 鳥の柄が飛ぶ布地 あなたが好きな色 そこかしこに散らばる名残が 胸の奥まで手を差し入れる 疼くような苦しみを与えるそれらを 私は捨てられずに立ち往生 罪深い事に痛みは遥か 今はもう、手のひらの中だけ 海の色が 空の色が 青が似合う君へ きっといつか さようならを言わせて PR
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お久し振り。
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笑顔で手を振る。
私はここよ、麦わら帽子を返して。 誰の思い出か分からない。 そんな温かな麦わら帽子を。 可愛く甘えて淫らにくねる。 桜色の唇から覗く赤。 生きた細胞の弾力ある肌を濡らして。 鼓動を刻むたびに私の価値は浪費されていく。 だから、ねぇ。 その麦わら帽子を頂戴よ。 誰のものだって構わない。 温もりを含んだ宝物を私にも。 お久し振りね、と手を振れる。 時間を埋める懐かしさを編み込んだ。 記憶の色をした帽子をどうか。 価値のない私を飾って 価値あるように嘘を纏って 硝子の向こうに視線を逸らす そこにはいつだって今があるから さよなら、と手を振らなくて良い。 今だけを閉じ込めてください。 虚構の己に住むナルキッソスの面影。 殺してくださいと呟く口は縫い閉じて。 さて、何に手を振ろう? |
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ブーケトス。
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たった一つだけでいい
アナタのこころが手に入るなら 地獄だって殺してみせよう たった一言だけでいい アナタの言葉が私を拒むなら 私は大人しく地獄に貫かれよう 投げられた花束を受け取る事が出来るのか 泥だらけの足下に落ちるのか 私の腕は天に向かって伸ばされたまま 諦め切れず浅ましく強欲に 花嫁のブーケを求め続けている |
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星空に落ちる。
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あの大きな青い空が欲しいと思っていた
白い雲が流れる果てしない青空を あの大空を手に入れられたら 私は世界で無敵になれる気がしてた だから私に空をくれる人をずっと探していた でもあなたがくれたのは星空だった 私がねだった夜の安らぎ 夜の真っ暗な部屋の天井に映し出される 息をしていない偽物の星々達 ぼやけた天の川が私を導く 静かで寂しく柔らかな夜空の夢 私は無敵になんてならなくて良い 大切なもの達を護れるくらいの強さが欲しい だけどまだ弱い私を慰めてくれるのは あなたが贈ってくれた星空 紛い物の星達が呼吸を始める時 私は夜の中へと落ちていける 空は繋がっているなんて馬鹿みたい あの人も同じ月を見ているからなんだって言うの 私には私だけの星の天蓋がある 閉じた世界に星空のベール 無機質な星達に愛を見付ける空想をしながら 真っ暗闇の温かい棺の中で 私は極彩色の世界を生きる地獄を耐え忍ぶ |
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スターフラワー・ボム
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花に埋もれて伏せられた睫毛
ビーズとスパンコールの天蓋 醜い身体は花に埋もれて見えなくて 愛しい人からの薔薇の花束 香りを嗅ぐふりをして抱き締めて顔を寄せて 花弁を喰むのが起爆の合図 ブーケは華やかに爆発して 私の胸はズタズタで そこからキラキラと私の想いが 花の香りのように立ち上る 身体の周りには飛び散った花弁と 私の胸の硝子の破片 ズタズタの私の胸の傷口からは 色とりどりの私の好きな花が咲いて ひとしきり私の宝物みたいな痛みが空へと昇ったら 胸を砂糖の糸で綺麗に縫い閉じて 後には虹の名残のような香り 私は花達を下敷きに起き上がり 裸の爪先で花弁を踏み締めて 私の中から旅立って行った痛みは 銀河を巡る汽車に乗れただろうか それとも天の川に溺れて流されただろうか なんて、手を振るの さようなら、って そしたら星達が一斉に優しく瞬いて 月には内緒だよ、ってお別れを言ってくれる たまに金平糖を落としてくれる星もいるの そして夜が明けて 天の川のミルクが配達されて 開けてみたら昨日天へと昇った私の痛みが入っていて 一緒に生きていこうか?って 残酷な事言っちゃうの 秘密だった筈のお話よ 一人の夜にだけ読んでね |
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