終日の戯れ言。
終日せつりが書く、戯れ言が詰め込まれたページ。
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Happy Birthday xxxooo
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愛というものが何か解らない癖に、私は誰かを愛せるだろうかと問う。
自分の事を愛せない癖に、誰かを愛したいと手探りで求め続ける。 私を縛り付ける香りも私を生かす色も、まだ鮮やかなままだろう。 目に映る空の美しさと引きかえに、痛みを許せる日が来るだろうか。 赤く腫れ上がった腕で、私を取り巻く全てを愛していると抱き締めてあげられるだろうか。 星の音色を思い浮かべ 夜に微笑み 朝を迎え入れ 春を誘い 夏に手を振り 落ち葉を踏みしめ 雪に足跡を 雲の流れを見送って 潮の香りを辿り 花が散るのを恐れず 昨日を許して 明日を夢見て 歌を口ずさむ道々 やっと受け入れられた事と、まだ受け入れられない事と。 ぶっ殺してやる、もう飛んでしまおう、と何度も繰り返し自分の中の何処かにぶつける。 結局私はまだ、ごめんなさいとLIVEを同時に刻む事は出来ないでいる。 生きる為の疵ではなく星の瞬きを数えたい。 この目を見開けば瞼に煌めきの天蓋が落ちると知っているのに。 唇だけが赤く色付く夜を巡りベッドを棺に変え、懐かしさに身を焦がす。 雨の音を待ちわびて足を進める内に、ここまで歩いて来てしまっていた。 引き摺るように生き延びた私が手を伸ばせば、誰かに届く言葉があるだろうか。 愛しているとたった一言、心に留める勇気があれば。 指先から優しさをアナタに、境界を越えて子供達と手を繋ぐ為に。 色とりどりの夢に容易く頷ける明日が来ると信じられるような。 愛する事、生きていく責任、手のひらの温もり、全部諦めたくない。 時と歳を経て得てきた痛みと宝物を同じ箱に詰め込んで、背負って抱いて生きていく。 風で膨らむスカートに星屑を集めて ありったけのキスを紛れ込ませて 愛していると世界中にばら撒いてやる PR
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百色の天国。
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もう腕を斬り落としてしまいたいと何度思っただろう
もう目を閉じてしまいたいと何度思っただろう それでも朝日が空を群青に浮かび上がらせて 黄金色の午後の空気に鳥の囀りが沁みる 桃色の手のひらが夕闇を呼んで 藍が真珠の雲を引き連れてやって来る 優しい月が見えない星を目覚めさせ そして色とりどりの花は朝露に芳しさを 地獄がその極彩色の花束で 私の胸を貫いて生かすだろう 痛みに手を伸ばせば指先を撫でる その感覚は天国のように 真っ赤な松明は燃えて揺れ続ける 涙の海で溺れるくらいに 泣き喚く子供でいたいと手を握る なのに口から漏れるのは少しの歌と 下手な油絵のような嘘ばかり 分厚く重ねて透ける裏側 ひび割れ剥がれ落ちた先には ついに終わりが待っていてくれる? 笑ってあげよう もうこれで大丈夫だと 口付けで目を塞いであげる 柔らかな感触に安心して さあ、手を振るのよ 握った手を離さないでいて 私を天国から守ってください |
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Little Red Riding Hood
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小さな幼い赤ずきんちゃん
真っ赤なベッドにふかふかお布団 へこんだ枕に痛む頭を 瞼を下ろせばたちまち棺に 蓋を閉めるのはだぁれ? 釘を打つのはだぁれ? 小さな幼い赤ずきんちゃん 墓前に供える花をよる間も 狼さんを求めてがたがた 墓守も逃げ出し夜もふけて 門の前には温かな獣 蝶の前触れ無視して目覚める 小さな幼い赤ずきんちゃん 狼さんの大きな爪に おててが真っ赤に濡れても構わず 手をとり合って森の奥 踊るような足取りに スイートピーのバレリーナ 小さな幼い赤ずきんちゃん 真っ暗闇の真っ黒な毛皮 まさぐる手が殺したのはどちらだったか 鼻唄まじりで裸の足 踏み躙ったのはどちらだったか 恋する瞳は上手に目隠し 小さな幼い赤ずきんちゃん 真っ赤な唇開いて真っ赤な舌で 鍋いっぱいの狼さんのシチュー バリバリ ムシャムシャ バキバキ ゴクン 全て平らげ満腹おねむ いつものように揺れるベッドへ 小さな幼い赤ずきんちゃん 空も森も真っ暗真っ黒 真っ赤なベッドも黒にとけて だけど黒い狼さんだけがいない 閉じた門は冷えたまま 芳しい香りは途絶えていた 小さな幼い赤ずきんちゃん 手を伸ばしても白く浮かぶ肌の色 真っ黒な毛皮も真っ赤に濡らす爪も もう胃袋の中だと気付けない 彷徨う視線に疲れて眠る 小さな幼い赤ずきんちゃん 今度は棺の蓋が開くこともないだろう |
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ピンクのリボンの人魚姫。
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無人の映画館を思い出せるか?
ほら、いつもの意味不明なやつだよ。 人魚の尾ビレだけを見つめていた 鱗の重なる様は虹のふりした虫ケラで 陽に透けるヒレの美しさは怪物の指の間 蒼い水の中をうねるように進んで やっと辿り着く先には誰がいるのだろうか 誰か、いてくれるのだろうか 細かな水泡の上る速度に酔わされる くるくる回りながら向かうのはどちらか 上下左右の区別は必要でしょうか 船乗り達に甘く囁く 抱き寄せ視界を奪ってしまえば 私があなたを見ていない事など気付かれないだろう 私が泡沫なら消えてしまおう ナイフなんて最初からいらない 王子様は寝台に残したまま 痛む脚を尾ビレに変えて 太陽の沈む方へと飛び込んでしまおう 大口を開けて待つ夜が 目覚めるように私を奪うだろう 海底に花は咲いていますか 天空に花は咲いていますか 私の行き場は地上にしかない 尾ビレを得られたらと それは歌を得る事と同義ではない いつになったら知るんだろう 目を閉じさせてくれ 出来ればあの人に手を握られて 私は土の上で無様に花を求める 安らかな人魚になりたい |
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花弁の隙間。
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女の子でいるという事
痛みに耐え続けるという事 踏み躙られて辱められ それでも誰かを愛する事が出来たなら 私の棺は天蓋ベッドに早変わり だけど ねぇ 私はお姫様なんかじゃないって とっくの昔から知ってるわ 涙の代わりに目薬を 魔法の代わりにヒールの靴を ドレスの代わりに爪を彩り 化粧とアクセサリーで重くなった体を 踊るように投げ出して 砂糖の代わりに錠剤で生き永らえる 今日こそ死のう 明日こそ生きよう 繰り返し重ねて縛って 雁字搦めのまま あなたと二人なら 世界を欺けると そう、信じてしまいそうになる 手を繋いでくれるから またどうにかして生きてしまうの |
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